膝に水が…
膝が痛い
膝が腫れている
膝がぶよぶよしている
膝に安定感がない
膝に熱感がある
膝が曲がらない
それは膝に水が溜まっているかもしれません。
今回は膝の水が溜まる
『関節水腫』についてのお話です。
なぜ膝に水が溜まるのでしょう?
それは関節に炎症が起きてるためです。
関節のなかにはもともと関節液が入っており、この関節液が関節の動きを滑らかにする役目をしています。
この関節液が何らかの影響で防御反応が働き過剰に分泌され関節から溢れ出たものが
『関節に水がたまった状態』です。
仕組みを説明します!
①関節周囲に何らかの障害が生じる。
②関節に炎症が出て熱を持ち始める。
③関節液を大量に分泌し熱を冷まそうと防御反応起こす。
④あふれでた関節液が溜まる袋に関節液が溜まります。
水が溜まった時の自分でできる応急措置はまずは
『氷で冷やす』
炎症、熱感が治まるまで関節液をは出続けようとします。
まずは冷やしましょう!
治療方法は
水を抜く
整形外科等で一般的な注射器を使って水を抜き取ります。
すると、腫れも引き、圧迫されていた血流が元に戻るため、ある程度痛みも治まります。
しかし、ただ水を抜けば完治、というわけでないことを忘れてはいけません。
水は膝の炎症を抑えるために防御反応として溜まっていたわけですから、炎症を治す根本的治療が必要なのです。
今は水を抜かない先生も沢山います。
また一度水を抜いても溜まっていた袋が伸びきった状態ではまた関節液が流れ込んでしまい、何度も水が溜まる状態を繰り返します。
風船を思い浮かべてください。
新品の風船は膨らますのに苦労します!しかし一度空気を抜いた風船は簡単に膨らみますよね!
水の溜まる袋は風船と同じ原理なので一度水が溜まると癖になると言われるのです。
だからこの伸びきった袋を縮めてあげること大切です。
膝に水が溜まる原因としては
外傷(ひねった・打撲など)
半月板損傷
前十字靭帯損傷
後十字靭帯損傷
変形性膝関節症
関節リウマチ
痛風
偽痛風
など自己判断ではわからない事が潜んでる可能性があるため自己判断はせずに一度専門家に見てもらいましょう!